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「コーヒーは砂糖とミルクはたっぷりでお願いします。」
「は、はい…」
すれ違い様に若松さんにそっと囁かれて何か忘れている気がした。
そういえば前にもこんな風に耳元でそっと囁かれたことがある気がする……
「あら?コーヒー?」
「はい、専務のを…」
「じゃあ私がいれて持って行ってあげる!」
秘書課の皆さんが給湯室にぎゅうぎゅうに押しかけてきて、追い出されてしまった。
「あれ……このカップ…」
子供のころにみたアニメのキャラクターが描かれているカップが奥のほうにある。
「このカップは誰のですか?」
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