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第1章 変化
目の前にある日常は当たり前だと思っていた。
たとえ何かが起きても自分は変わろうとせず、周りが変わることだけを期待していた。
実際、そうすることで困ったことは一度もなかった。
目に写るのは当たり前だと思い込みながら、私は今日も機械のように学校へと向かうのだ。
この後に『私』を変える出来事が起ころうとは、私は微塵も考えていなかった。
そういえば、昨日見たあれは誰だったのだろうか?
誰かに似ていた気がするけど…………。
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