第1章 変化

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本物の私はまだ震えていた。 これ以上近付いても怖がらせるだけなので、ひとまず教室から出ることにした。 ヒュッ。 耳元で何かが空を切った。 と思ったら右腕に痛みが走った。なにごとかと思って腕を見ると、肘の側面に細長い物がプラプラと揺れていた。
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