第1章 変化

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綾香は「これでよし」と言って私の肩を叩いた。 その衝撃で少し腕がズキッとしたが、せっかくハンカチを巻いてくれたので我慢した。 空き教室は第二講義室だった。 確かにここなら普通の生徒は来ないだろうと思った。 ドアを開けると既に十数人の人がいた。 私は思わず足を止めていた。
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