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秀太「そろそろかな‥‥」
光啓「結婚か?」
体調準備室で独り言を呟くと、いつの間にか日高がいた。
秀太「まぁね‥‥」
俺、末吉秀太(27)は高校で体育教師をしている。
で、今横にいるのは日高光啓っていって数学の教師をしている。
俺と同い年で1番気の合う人。
光啓「千晃ちゃんにぞっこんだもんなぁ‥‥秀太は。」
俺には伊藤千晃というコスメ会社に勤めている25歳の彼女がいる。
そんな彼女とは今年で付き合って10年。
そろそろ結婚をしたいと最近思うようになった。
光啓「思い切ってプロポーズすればいいと思うけど。ま‥‥あいつが黙ってないだろうけど‥‥。」
秀太「やべ‥‥存在すっかり忘れてた。」
あいつ、というのは西島隆弘っていって千晃のいとこ。
なんでか千晃を溺愛していていちいち俺達に突っ込んでくる‥‥‥‥うるさいやつ。
そして日高の友達。
秀太「‥‥うるさくなる前に言っておくか‥‥。」
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