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「獣王様はどこに行かれたのだ!?」
「はっ!只今、城の中を捜索中であります!」
「インティク国から客人が来るというのに獣王様がいらっしゃらなかったら意味が無いでは無いか!!目付役は何をしておったのだ!」
「今朝までは獣王様が大人しくしておられたと…ご理解頂けたと安心していたところ、数分、目を離した隙に居なくなったと申しております。」
「はぁ~、全く獣王様は困ったお人だ…」
宰相は肩をガックリ落とし、ため息を吐くとそう呟いた。
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