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ここが獣王国…
馬車の中から外を見ると周りは頭に耳を生やした獣人だらけ。
「うわぁ!もふもふしたい!!」
セルフィの気分は最高潮。
動物が好きで好きでしょうがないのに周りは動物嫌いな人たちばかり。
これからは自分の好きな動物に囲まれて過ごす事が出来るのだ!
落ち着けという方がムリだ。
「セルフィ様、着きました。」
従者が馬車の扉をノックしながら到着を教えてくれた。
「あ、うん。降りないとね…この子はどうしようか…獣王国の誰かに引き取って貰わないと…伝えてきてくれる?」
従者にお願いする形で命令する。
セルフィはあまり高圧的な態度をとる事はしない主義だ。
だからか、インティク国では人気があった。
獣王国で通用するかはわからないが…
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