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杏は急いでリョウ、ショウ、サイに連絡。
すると彼らは既に怪人出現の情報を掴んでいて、こちらに急行しているところだという。電車で。
ただし、各駅停車に乗っているはずなのに時速が160キロ以上出ていて、無事にそちらに辿り着けるのか微妙、とのこと。
命があればまた会おうとの言葉を最後に電話は切れた。向こうのケータイも熱暴走を起こしていたのだ。
仕方なくジンと杏は博士に連絡をとる。
が、博士。
「今暴走モード突入したからあとにして」
そう、大チャンスだったのだ。
熱く切れた電話を手に唖然呆然として、立ち尽くすことしかできない杏とジン。
するとその背後から高笑い。
「為す術無しと言ったところだなぁボケゴルァァァ!!
デナレンジャーボケゴルァァァ!!」
背後には怪人がいた。
「俺は怪人ノーミソ千葉シットルじゃボケゴルァァァ!相当焦ってるみたいだなボケゴルァァァ!!
俺の能力、房総半島暴走半島化でこの千葉県を暴走の町にしてやるんじゃボケゴルァァァ!!車も電車も選手もみんなまとめて暴走させたるんじゃボケゴルァァァ!!
止められるもんならとめてみろボケゴルァァァ!お前らには負けんのじゃボケゴルァァァ!!
ボケゴルァァァ!!ボケゴルァァァ!ボケゴルァァァ!!!」
今、デナレンジャーの千葉での戦いが幕を開ける。
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