プリパラおじさん日記 増補版

12月８日 女の子は男の娘が大好き？

　私は土曜十時から十時半のテレビ東京の枠は、「ふしぎ星の☆ふたご姫」「ケロロ軍曹」が放送されていた時からよく見ていて、「プリティーリズム」シリーズになっても何となく見ていた。「プリズムショー」といって、フィギュアスケートみたいにスケートとダンスを組み合わせたショーをテーマにした作品で、めが姉ぇの仕切る「プリズム空間」というヴァーチャル空間で変身するなど、後に「プリパラ」にも引き継がれた設定が幾つかある。第三期（レインボーライブ）では、懐かしいＴＲＦのBOY MEETS GIRLとかEZ DO DANCEとかCRAZY GONNA CRAZYというナンバーが現代風にアレンジされて主題歌になっていたのが嬉しかった。
　私は音楽をテーマにした話が結構好きだ。「けいおん！」にしても、「坂道のアポロン」にしても、ドラマだと「あまちゃん」にしても。そんな音楽をテーマにした作品の一つ、という感じで「プリティーリズム」も「プリパラ」も見てきた。
　見られない回が無くてもあまり気にしない程だった私が、毎週必ず見るようになったのは、途中で転校生の双子の一人、「レオナ」が出て来てからである。可愛らしい外見と優しい声で、ステージでは可愛らしいスカートがよく似合ってるのに、転校初日、男子の制服を着てきた事で、「男の娘」である事が判明したのである。この展開にはビックリすると同時に、男なのにプリパラが大好きで、テレビの向こうのキャラクター達を応援してきた男の自分を何だか勇気付けてくれた気がした。
　男の子も女の子も関係無い。可愛いキャラは可愛いのだ。そして、その「可愛い」と思う感性は、ちっちゃい子にも大人にもあるのだ。