12月2日 プリパラはアイドルの現場だった

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 ゲーム開始。アニメで毎週見ているらぁらをセンターに、みれぃ・そふぃの三人が本当にステージに現れた。三人ともレッスン着で、上には「らぁら」「みれぃ」「そふぃ」と白地でキャプションが付いており、三人の動きに合わせてキャプションも動く。これまでテレビでしか見ていなかった、あの「そらみスマイル」の三人が、今自分の目の前で本当に動いている! という感動が湧き上がってきた。  幸い私も、太鼓の達人とか初音ミク Project DIVAとかポップンミュージックといったリズムゲームのやり方には慣れている。このゲームではピンク色の丸いマーカーが輪の中を通るタイミングでボタンを押せばいいという事らしかったが、赤ボタンだけなので、これまでやったリズムゲームに比べると簡単そのものだった。途中では丸いマーカーだけでなく、「メンバーアピール」タイムではリボン形のマーカーだったり、アニメ版でもお馴染みの「メイキングドラマ」(ステージ上で寸劇が演じられる)ではフィルムのフレーム形のマーカーだったり、「サイリウムチェンジ」ではできるだけ沢山連打したりと、飽きさせない作りになっている。  いずれにしても、タイミング良くボタンを押すと高得点を取れるわけだが、アニメ版と同じように本当にダンスしている! 「メイキングドラマ」で本当に寸劇が出て来る! 「サイリウムチェンジ」で本当に蛍光色に光る衣裳に替わっていく! と、シーンが変わるたびに感動の連続だった。  音楽が終わると、いろいろ聞いてきた。名前はどうするか、髪型や目の色や髪の色や髪型はどうするか、そして欲しい服を二つのうち一つ。名前は予め決めていた「おしーとクマ」にすると、あとは面倒臭かったので、ほぼ最初に表示された選択肢のまま進めていき、そしてプリチケのプリントの待ち時間も何だか長く感じられたが、ピンク色をしたクマさん(らぁら達のマネージャ)が飛び回りながらプリチケのデザインをしていくアニメーションが終わると、やっとの事で取り出し口に今回の戦利品が落ちてきた。私はそれをつかむと、この非常に居づらい雰囲気の場所から一気に離脱し、別のゲームのコーナーへ逃げていった。
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