第1章

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やっぱり、それじゃかっこ悪い。 言おう。今しかない。声が震える。 『結城、聞いてほしい。僕、ずっと……ずっと、結城のことが好きだった』 『私も……友樹のことが好き』 閑静な住宅街のそのなかに、2人の声が溶けていく。 夜空に浮かぶ数多の星と、きらめく月が2人を祝福するように輝いていた。
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