第0歩

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皆んな!こんにちは! 俺はザンネ・リーグル!爽やかイケメンな26歳独身だ! 突然だか俺は今すっげぇぇぇ困ってる! 公衆便所で紙が無いのに用を足した後に気付いた時位困ってる! 何故なら 「ザンネ、私は魔物の討伐を依頼した筈だが?何故ここら一帯の森は灰になっている?」 見た目はスタイル抜群の絶世の黒髪眼鏡美女、中身は泣く子も吐くまで泣いちゃうドSなリール・グレイお姉様が地図を指差しながら説教なる愛の鞭をビシバシ飛ばしてくるからだ! 「いやぁ数多いし広範囲魔法でズドーン!ってやったら、ドカーン!って爆発して森全体が」 「分かった、貴様は暫く報酬無しだ」 人が一生懸命に紙芝居付きで説明してるのに途中で遮って死刑宣告出しやがった! 「ザンネ、貴様は今回で環境破壊するのは何度目だ?」 「....過去を振り返る様な女々しい男になった覚えはねぇよ」 やばいな、また世に名台詞を生み出してしまった。これでリール女王様も俺に骨抜きだ。 ...あの鼠の糞を見るかの様な軽蔑の視線は気のせいだ。 「167件目だ、貴様が依頼に出る度にだす環境破壊は。...貴様は魔王か?」 「私は只の紳士でふ」 何でかここのギルド”アメリア”で受ける依頼は森での活動が多く俺の使う属性と相性が悪く依頼が終わった後には”灰”しか残らない。 「相変わらず迷惑な属性だな、灰属性は、というよりそれを使う貴様がか」 「反省してます。だからお給料下さい!」 いつの間にか身に付いていた俺が持つ特殊属性”灰”は、大雑把に言えば燃える物ならば過程をすっ飛ばして灰にする事が出来る。 最強の属性何じゃね?って思っていた時期が私にもありました。
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