第1章

12/14
前へ
/14ページ
次へ
一通りオレの気が済むと 今までどこにいたのか またソイツが現れた。 「ご満足頂けましたか?」 「あ?あぁ…」 満足なんてもんじゃない。 この世の楽園かと思った。 「それは、何よりです。 それでは…」 そう言いながら ソイツが扉に手をかけたので 教室を出ていくのかと思ったら… 「もう一度、挑戦なさいますか?」 ガチャ… 「!?」 ソイツが開けた扉から 女が ぞくぞくと入ってきた。 『もう一度、挑戦』だと…!? 入ってきた女どもは 弓池にも決して引けをとらない 美女ばかりだ。 かわいい系、エロい系、クール系、キレイ系… 色んなジャンルの女が ざっと数えただけでも 20人はいる。 これって もしかして…? 「ルールは先ほどと同じ、1000万個の扉を開けて進んで頂きます。 今回は、弓池さんも含め彼女たちの中から、お好きな女性をお選び頂けますよ?」 ゴクッ… オレは思わず 生唾を飲んでいた。 いま弓池を抱いたばかりなのに もう体が 次の快感を求めている。 下半身のあたりが どうも落ち着かない。 『もう一度、挑戦なさいますか?』 オレの中で答えは とっくにYESだった。 異世界のオレがどんなだったかは知らないが 現実世界でのこの快感を 逃す手はない。 「もう一度、挑戦するよ。 ただ、ちょっと質問があるんだけど…」 「どうぞ?」 今回も弓池、でもいいんだけど… 「例えば、2000万枚の扉をクリアするとしたら… その中から2人選ぶ、なんてことはできるのか?」 「!…驚きました。そんな質問をされたのは、初めてです。」 ソイツが いやらしく顔を歪めながら笑った。 「もちろん、可能です。 2000万枚なら2人、3000万枚なら3人選んで頂いてかまいませんよ?」 ! それなら 1億枚なら、10人…!? そんなハーレム…!
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加