第1章

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「さて、ではゲームのルールをお話しましょうか。 まず、今からこの奥の扉を開けて、隣の教室に行ってください。 それを1枚目の扉として、1000万枚の扉を開けて、教室を横断し続けてきてください。 ようはこの先に、1000万個の教室が用意されてると思って頂ければいいです。 1000万個目の教室に、私たちはまた現れます。そこで弓池さんを、どうぞお好きになさってください。」 「い、1000万個!?」 む…ムリだ、いくら何でも! 一体だれだけの時間がかかるんだ? それに そもそも 弓池が本当にこいつの言う事聞いて オレに抱かれるなんて そんなこと、本当に…? 「安心してください。その扉の向こうは、いわば異空間。 異空間にいる間に時間が流れようと、こちらの現実世界では、時間はたっていないのです。」 「異空間…?」 「はい。つまり、現実世界では、あなたが奥の扉を開けて出ていった瞬間に、手前の扉からあなたが入ってくるわけです。」 !? 何だよ、それ? 誰がそんな嘘みたいな話、信じるって… 「まだ、私のことを疑ってらっしゃいますね?」 ! また 人の心を… 「では少しだけ、私の言っていることが本当だと、証拠を見せましょうか? …弓池さん。」 弓池がゆっくりと 「アイツ」の方を振り向いた。 「木下くんに、キスしてあげてください。」 !? コクン。 弓池は表情1つ変えずに 頷くと オレの方にゆっくりと 近づいてきた。 う…ウソだろ!? マジで…! 弓池の 真っ白な細い指が オレの顔に… かお、に… XXXXX や…べぇぇ やわらけ… 「あ。ちょっと深めに、してあげてくださいね。 木下くん、これはサービスですよ。」 ! ちょ、待… 弓池の 舌、が… 「ん…!」 なん…だ、これ? やべ… 弓池の舌 まじで、エロ… やべ、 気持ちい… あまりの気持ちよさに 昇天しそうになりながら 下半身の高揚が 止まるところを知らない。
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