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「……ということがありまして」
ふーん、と気のない返事をした、
隣の頭を軽く叩く。
「痛いなぁ、
女子に対してそういうことする?」
「女子?
そんな可愛らしい生物この辺にいtグェ」
額に手を当てた隙に、
ボクサー顔負けの一撃を脇腹にくらう。
下手したら内臓ヤバいから。マジで。
「今君の目の前にいるじゃないの。
ガラス細工のように繊細な少女が」
「はいはい、
要人防護用超強化防弾ガラス」
首のあたりに少し強めの衝撃を受けた。
意識が朦朧としてきた、ような気がする。
誕生日も血液型も同じ、
クラスは保育園から一緒、
家も徒歩5分という生粋の腐れ縁。
悲しいかな、
まともに会話が出来る
数少ない女子の一人でもある。
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