黒煙のレクイエム【THE・END】

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その一方で、ひろこはどうなっていたのかと言いますと、モンキー顔の男が亡くなった事件で手痛いしっぺ返しを喰らったと言うのに、ショウコリもなくエンコーを続けていたようでありました。

ひろこがエンコーをするようになってしまったことが原因で、たかゆきはショックを受けて家出をしてしまった後に甲府市内のアパートで暮らしているホステスの女の部屋に入り浸りになってしまった後にヒモになってしまったのでありました。

ひろこは、エンコーをしないと生きて行くことができない女になっていましたので、たかゆきの妻をやめてしまったのでありました。

ひろこは、松本市内ではかえって目立ってしまうので東京へ行って逆ナンをするか、テレクラのプリカを買ってテレクラへ電話をするか、それともホストクラブへ行くか…とにもかくにも男がほしくてほしくてたまらないと言う気持ちになっていたようでありました。

アタシはこの時、サークルKのバイトをサボりぎみになっていましたのでサークルKのバイトをやめていたのと同時に日中のバイトもやめてしまったのでありました。

アタシは、松本駅から最終の特急あずさに乗りまして東京へ行くことにしました。

途中の小淵沢駅で、派手な服を来ていたひろこが乗り込んで来た後にアタシをさけるような表情をしまして３つ先の席に座ったのでありました。

新宿駅に到着した時刻は、よくおぼえていませんでしたが、深夜０時前頃だったと思います。

アタシは、遅れて列車から降りた後にひろこのあとをつけて行きました。