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「あのね!!アタシはあんたが言っているひろこのヒメゴトがどういうことなのかが知りたいから話をしてと言っているのよ!!知っているのだったらアタシに全部話してくれるかしら!!」
「分かった…話すよぉ…だけど…その前に一時間だけ…」
「イヤよ!!」
「どうしてもイヤなのかよぉ?」
「ふざけたことを言わんといてくれるかしら!!(言わないでよ)」
「悪かったよぉ…」
「だったら、ひろこのヒメゴトをアタシに話してくれるかしら!!」
「分かったわよぉ…だけどその前に…こずえ…」
「はりまわす(殴る)わよ!!あんたね!!なんだかんだ言ってアタシのからだがほしいと言うけれども、ブルーデーの前の日は不安定になっていると言うことをおぼえておきなさいよ!!」
「分かったわよ…ひろこのヒメゴトを知りたいと言うのであれば、四国へ行くことだな…」
「四国…」
「ああ…」
「四国のどの辺りなのよ…ひろこは、静岡の生まれよ…」
「分かっているよ…ひろこは静岡の生まれだけど、16の時に高校をやめて家出をしてしまった…」
「家出…ひろこさんは…北杜市の市役所でたかゆきと職場恋愛で結婚をしたのでは…」
「ひろこは、高校を中退後は家出をして遊びまくっていたのだよ…ひろこはウソつきだから、履歴書を作るときにテキトーに学歴を書いて、テキトーに職歴を書いて…ウソをつきとおしていたのだよ…ウソをつくだけつきとおして…カネに困ればところ構わずに男をあさりまくっていたので…札付きの悪女になってしまったのだよ…」
「ひろこが…札付きの悪女…」
「そう言うこと…」
「そう言うことって…」
「そう言うことなのだよ…知らなかったのかよ…」
「そんな…ひろこが高校中退で…札付きの悪女だったなんて…」
アタシはこの時、ひろこにだまされたことに気がつきましたので、さらに怒りが高まっていたのでありました。
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