黒煙のレクイエム【THE・END】

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2011年3月11日に発生しました東日本大震災の時に、アタシが当時暮らしていました気仙沼の家と父と義母を巨大津浪でなくしましてひとりぼっちになった後に、京都へ行きまして舞妓はんをしていました。 アタシが20代になった時にお見合い結婚をしましたが、ダンナの家の家族と深刻なもめ事を起こしてしまった後に離婚をしたのでありました。 そしてまた再婚をしたものの、そこでもまた深刻なもめ事を起こしてまた離婚をするということばかりを繰り返してばかりいましたので、結婚をすることがイヤになっていたのでありました。 気仙沼を出た後、関西から岡山・愛媛・名古屋・飯田・仙台・東京・横浜などを転々としまして生きて来たのでありました。 何歳の時であったのかよく覚えていませんでしたが、アタシは子宮筋腫をわずらいまして、子宮を摘出する手術を受けていましたので、赤ちゃんが産めなくなってしまったのでありました。 アタシは、よく覚えていませんでしたがレイプの被害をしょっちゅう受けていましたので、子宮が破裂しまして赤ちゃんが産めなくなってしまったとも思っています。 アタシの周囲のコたちは、結婚をして赤ちゃんが生まれて、すくすくとも育っていて、いつの間にか大きくなってガッコーに通っている…ダンナさんもお仕事が軌道に乗って来た…あるいは、勤務先の会社で成績がよかったので会社から任されているお仕事が増えた…あるいは、課長に昇進したとか部長に昇進したとか…あるいは、小さいけれどもジブンのお店を開店させた…と言う話を聞く度に、アタシは何をやっているのだろうかとやるせない気持ちになってしまうのでありました。
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