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時は、2035年5月8日頃のことでありました。
アタシはこの時、東京六本木にありますナイトクラブでホステスとして働いていたのでありました。
他にも、系列店のソープ店とデリヘル店と複数の店を掛け持ちしましておカネを稼いで暮らしていました。
アタシはこの時、40歳になっていましたが新しい恋を始めることも再婚をすることも頭にはありませんでした。
アタシは、お客様から高級品をいただいてお持ち帰りのあとお客様の部屋で夜明けのコーヒーをのむことしか知りませんでしたので、ひとりの男性を愛すると言うことなど知らなかったのでありました。
アタシは、男がほしくなったらお持ち帰りをすることやホストクラブへ遊びに行ったり、時には逆ナンをしたりするなどしまして欲求を満たしていましたので『男がほしくなったら手当たり次第あさればいいか…』と言う気持ちになっていました。
しかし、心のどこかでは『まだ足りない…まだ欲しい…』と言う気持ちの方が強いために男をあさるだけあさり続けていましたので、気持ちが惰性になっていたのでありました。
アタシは…
本当にこれでいいのだろうか…
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