黒煙のレクイエム【THE・END】

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2 アタシは、2035年5月13日にお店のママと一緒に新幹線に乗りまして東京駅から佐久平駅まで乗りまして佐久市まで行きました。 行き先は、長野北陸新幹線とJR小海線の佐久平駅の南口にあります豪華ホテルでありました。 この日は、5月8日にうちのナイトクラブに来ていた男性のグループのリーダーで山梨県北杜市高根町清里で不動産屋さんを経営しているN田さんの次男さんの挙式披露宴が行われる日でありました。 本来ならば、次男さんの職場のK本さん夫婦が当日になりましてお父さまが倒れて病院に運ばれたので行けなくなってしまったと言うことで、アタシとママが代わりに出席することになったのでありました。 アタシとママがホテルに着いたのは正午過ぎでありました。 この時、挙式が終わりまして出席していました親族さんたちがエントランスのカフェテリアにいましてお茶をのみながら楽しくお話をしていました。 アタシとママは、披露宴が行われる会場に入る前に祝儀袋を受付の人に渡してから入った後に指定された席に座りまして披露宴が始まる時間を待っていました。 N田さんの次男さんのたかゆきさん(26歳)とお嫁さんのひろこさん(38歳)は、3年前に勤務先の北杜市の市役所で知り合いまして、恋をしまして、2年前に入籍をしました。 挙式披露宴は、ふたりのお仕事の関係でこの日に挙げたのでありました。 結婚披露宴は午後1時から始まりました。 たかゆきさんとお嫁さんのひろこさんは、出席者のみなさまからのあたたかい拍手に包まれて披露宴場に入って来ました。 その後、結婚披露宴が始まりました。 新婦の友人代表・新郎の友人代表などのごあいさつから始まりまして、カンパイのあと、ランチに入った時にアタシはママと一緒にN田さんのもとへ行きました。 アタシはこの時、長男さんのまさゆきさん(36歳)とお見合いをすることになっていたのでありました。 アタシとまさゆきさんのお見合いは、エントランスのカフェテリアにて行われました。 テーブルの上には、コーヒーとチョコモンブラン(ケーキ)が置かれていました。 お見合いの席で、ママとN田さんはこんな会話をしていました。
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