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 この春、高校3年生に進学。  この頃の私には、幼い頃から抱えきれない程に沢山の贅沢な夢があった。  社会に出たら先ずファッションアドバイザーになり沢山のセンスを磨き、そしてキラキラした人気のデザイナーになる!  その後、自分で世界に誇れる程の大きな会社を設立して満喫!  更には自らモデルも勤め、広い大きなドームの様な所で自分のデザインした服をまとい、ファッションショーをひらく。  資金を貯めたら、ドラマに在る様な白いレンガで出来た洋風のマンションを建て、暫くは、自由奔放に楽しく過ごす。  そんな私の最後の夢――。  それは気の合うパートナーを見つけたら真面目に熱い恋をして、自分のデザインしたドレスを身にまとい結婚! その後子供を作り、明るい家族で幸せな家庭を築く事――。  この頃の私は、夢を叶えたい思いで一杯。  未来には、既にスケジュールを立てながらも一人夢見て何気に過ごしていた。  驚く程に無理がある贅沢な夢を諦めず、抱え続けた変わらぬ私の夢。  そんな中、まさか後々小さくてもあんなに夢見た贅沢な願い。 未来へ向けた沢山の夢が、季節のうつろいと共に一つづつ、ゆっくりと、更なる希望を与えてくれる事等考えもしなかった。
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