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「部活終わって家帰って、飯食って風呂入ってダラダラやってっともう十時だかんなー。予習しようにもう元気残ってねぇべ」
「ふーん。まぁバスケ部の練習ハードそうだったもんなぁ」
僕は練習着に身を包み、学校の周囲を延々とランニングしている部員達の姿を思い浮かべた。
それにさ、と浩太郎がシャーペンを机上に置いて言う。
「ほら、俺やっぱ次世代のエースっつうことで期待されててよ。先輩とか先生とかのプレッシャーがきついわけよ!」
浩太郎はノートに英語で「ASE」とでかでかと書いて、そのページをこちらに向けた。
「浩太郎」
「おう」
「エースはSじゃなくてCな」
「……おう」
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