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「は？ 何でだよ！ もうしないって言ってんだろ！ 距離をおく必要なんてないだろ!?」
手首を掴んだ手にぎゅっと力を込めながら、今にも噛みついてきそうな勢いでそう言われたけれど。
「……信じられないの」
「は？」
「今の仁を信じることができない」
「ふ、ざけんなよっ！」
そう言ってさらに詰め寄ってくる。
けれど、これに関してはあたしだって負けられない。
「仁だって、信じてくれなかったじゃん」
「は？」
「あたしが凪さんと何もなかったって言ったとき、仁は信じてくれなかったじゃん！」
「……」
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