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そんな中での凪さんのアパートでの生活はとても快適で。
大学から帰ってきても、凪さんがいることはほとんどないし、夜は本当に帰ってこない。
明け方に玄関の鍵が開く音を耳にはするけれど、そのあと声をかけるわけでもないし。
そしてお互いに意識することはないからと、寝るときは凪さんもあたしも寝室のベッドを使っている。
だって凪さんはあたしのことを弟の彼女としか見ていないし、あたしだって、頼れるお兄さんとしか見ていない。
だから自然とそうなっていた。
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