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だけどこう何度も『凪のことが好きなの?』なんて訊かれてしまうと、ちょっとそうなのかな? なんて考えてしまうあたしもいて。
晴希さんが凪さんとあたしを観察しているように、あたしも無意識に凪さんの仕草や行動と自分の中の気持ちを照らし合わせたりしてしまっていた。
そしたら凪さんのことをじーっと見つめていて。
「見すぎじゃね?」
「え」
隣からの声に視線を向けると、右手で頬杖をつきながらあたしの方を見ている晴希さんがいて。
そ、そうだった!
この人に見られているんだった!
そう思った瞬間、あたしの頬が一気に熱をもつ。
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