第1章

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遠い南洋では、ぶるんぶるんーーーー現地では、りる・びる、というがーーー りるび、とも略される。 りるびは女神の嫉妬から生まれた雷とも考えられている。 りるびは成長しない。 その亜種に過ぎないぶるんぶるんが成長するというのは興味深い。 しかも、誰かが教室に胞子を持ち込んだところ、ぶるんぶるんは成長速度を速めた。 もう、ぶるんぶるんぶるん並みだ。 生徒達の中で早熟なものはぶるんぶるんの花粉の香りに気付いていたのではないだろうか。
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