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「あーっ! もう、お前らいい加減にしろ!」
私は前々から用意してあったガソリンを教室に撒き、火を付けた。
燃えさかる炎と生徒達の阿鼻叫喚。
「燃えろ! 燃えろ!」
廊下側から教室の引き戸を押さえ、出口をふさぐ私に誰かが肩を叩いた。
振り向くと、悲しげに微笑む校長がいた。
「またやっちゃいましたか。
癌田先生にクラスを持たすと誰も卒業できやしない。
いくら君がウチの卒業生だからって、毎年これじゃ困りますねぇ……」
end.
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