第1章

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教室の戸を開けたら、 そこには クラスのみんなが 今か今かと 待ち構えていた。 「ぶーちゃーん!」 クラスのみんなは 私の事を 愛着を込めてこう呼ぶ。 「待ってたよー!ちょっと後ろ向いて!」 言われるがままに後ろを向くと ! 視界が真っ暗になった。 目隠しをされたらしい。 続いて 腕をテープのようなものでぐるぐる巻きにされる。 「…ふ。ふふふ…。」 普通だったら クラスメイトにいきなりこんなことされたら 驚いてしまうだろう。 でも 私には 分かっていた。 今日は 私の 誕生日! クラスのみんなが 人気者の私に サプライズしようとしているのだ。 そのままの状態で私は 何人かのクラスメイトによって 体を持ち上げられ どこかへ連れて行かれた。 そして 「せーのッ!」 ドッボーーーン!!
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