先輩?

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忍にはいつも助けられてきた。 アノ時だって一番に駆け付けてくれて、私の代わりにアイツをぶん殴ってくれた。 うん、ぶん殴るって言葉のアヤではなく、文字通りぶん殴ってくれたんだ。 「フィットネス替わりに通ってて良かった。役にたったね」 忍が繰り出した右フックがアイツの顎にキレイに入った瞬間そう言った。 唯一無二の親友。 忍は私の大切な親友。 「で、はるかは彼出来た?」 「え?」 「だから男出来た?」 「ううん」 「そ?最近忙しそうだから、てっきり男でも出来たのかと」
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