日常

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「はるか先輩、今夜ご飯行きましょうよ」 振り返れば、子犬の様な瞳が私を見つめていた。 「はぁ……あのね、ココは学校じゃないんだから先輩って言わないの」 「え~何でですか?ボクからみたらはるか先輩は先輩ですよ?」 当たり前の様に、私の横に座り込みデスクに顎を乗せる。 クリっとした瞳に、柔らかそうなパーマっけのある髪。 「あ、またサボってる。部長に言っちゃうよ」 私の前に座る今井さんの口からいつもの言葉が聞こえる。 「今井さんはいーの。ボクは今はるか先輩とお話ししてるんだから」 「はいはい。瀬戸さん、困ってるじゃん。口説いても無駄なのに。いったいいつになったらそれに気づくの?」 「え~何言ってんの?ボクはまだ本気じゃないんだから」 いつものくだらないコミュニケーション。
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