にゃんにゃん

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 みゃーこちゃんからの拷問が気持ちよくなった間違えた終わった頃、ちょうど姉たちと母が帰ってきた。どうやらそろそろ帰ろうとしていたみゃーこちゃんはこのまま夕飯を食べていくようである。私からしたらとっとと帰ってほしいのだけれど。  私はいそいそと服装を正すとリビングへと向かう。その後をみゃーこちゃんがてくてくとついてくる。こういう風に何もしなければ普通に可愛いのに。まぁみゃーこちゃんはいつでも可愛いけどね!  おかえり! と元気に勢いよくリビングへと入ると、そこにはなんだかお通夜でも行ってきたかのようなテンションがた落ちのお姉さま方がいた。 「ど、どうしたの?」  こんなテンションのお姉ちゃんたち結構珍しい。本当にどうしたのだろう。それになんだかひとり足りないような……、主にうるさい妹的な何かが足りない。 「……今日ね、早速試験の採点をしていたの。そうしたらね……そうしたら……」  姉がぽつぽつと話し出す。どうやら昨日の試験の採点をしてきたらしい。そしてこのテンション。まさか、まさかねぇ。…………いやホント嫌な予感。 「まさか落ちたの?」  後ろからご褒美の一言じゃなくて今この空間で一番言っちゃいけない一言を言った奴がおりますよ。くそ、調教前だったら言い返しているのに! 「いや、ちがうわ……」  姉の代わりに母がその続きを話してくれるらしい。母よ、私はあなたのその涙が演技か本気か分からない。そして落ちていないのであれば泣かないでおくれよ。紛らわしいから。 「……受かっていたのよ」 「ぅえ?」  ちょっとちょっとそういう大事なことしゃべっちゃっていいの? 合格発表のときとかの感動がまるでなくなるのですが。なんだか自分が受かっているのを前提に出かける自信満々の受験生みたいになるじゃない。 「ならどうしてそんなに落ち込んでいるのです?」  今度はまともな意見が飛んでくる。そうだよね、受かっていたならもっと喜んでくれてもいいと思うの。それともあれかな、そういうプレイなのかな? やだ意識したら興奮してきちゃった! 「いやね、受かったのはすごく嬉しいの。だから今日の夕飯は超豪華なんだけれど」
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