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、、、長い時間、悲しい人の中にいた記憶がある。
憎しみしか無くて、泣いてばかりの人の。
エルフから受けた悲しみを晴らすために、みんな破壊してやると。
私は止める力はなかった。
わかるから、わかったから。
あの人の気持ちも。
だからこそ、助けたい。
そして、隅っこに見えた十字架の輝きを、あの人に見せてやりたい。
「ん、、、、、。」
静かだ、とても。
私は、、、生きてる?元に戻ってる。
妖精王フェアロードに体を奪われて、そこからは覚えてない。
でも、二つの冷気が私を呼んでいた、、、。それはわかる。
「ようやく、だな。体は動くか、メイコよ。」
「あ、、、!女王様。うん、大丈夫。ここは、、、?」
圧倒的な冷気を放つ、まさに女王の冷気を持つのは、氷の女王コルディアーナ。
髪は氷で装飾され、ほぼ水着のような衣装。
冷気魔力を持つものは、厚着は命取りだからだ。
「ここは我が城だ。」
「え、、、!?じゃあ、ここは魔界!?また来ちゃったの、、?」
「正確には、来てしまっていた、だな。妖精王の破壊によって。」
「、、、止められなかったんだ、やっぱり。」
「残念ながらな。だが、あそこにいた連中ならば無事だ。半分のメンバーが魔界に飛ばされている。、、、セイクリッドや、妹のアイシス、ユウキ達だ。」
「そっか、、、。よかった。プロシアと、、、あ、リスピレスさんは?」
「残念ながら、プロシアは地上だろう。リスピレスは別行動を任せたから、同じく地上だ。」
「、、、寂しくないの?」
「な、なにを言う。女王が淋しいなどと、言っている状況ではあるまい。」
少し赤くなるコルディアーナ。
「ふふ。私は淋しいかな、プロシアがいなくて、、、、、。」
あ、マリアはいるのかしら。
一目散に来てそうだったけど、いないのかな?
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