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ホテルまでは家が近所である悠哉と一緒に歩いてきた。
会場に着いてから、暫くは小言がうるさい保護者面と居たが(悠哉のこと)、現在は別行動をしている為、ひとり。
広い会場を歩き回り、ある人物を探していた。
あ、居た…!///
目線の先には、同学年の相生春樹が居た。明るい茶髪で、髪色と同じく性格も明るい。関西弁の口調が特徴である。
そんな彼は、グレーのスーツを身に纏い、黒いワイシャツを着ている為、普段のイメージとは違って大人っぽくみえた。
その隣には、同じく同学年の、本宮奏が立っていた。どこに居ても目を引く、彼の赤い髪のおかげで、一緒に居る春樹も直ぐに見つかった。
ありがとう本宮、グッジョブ。
***
「あれ?今誰かにお礼言われた気がすんだけどw」
「何言うとんねん、本宮君。そんなん聞こえてへんで、怖いからヤメテや~」
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