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にこやかに舌をペロリとだした生徒会長はチェンソーをリサに振り落とす
リサはチェーンソーをカマでガードするが
チェーンソーの振動はカマを揺らし
リサの手首を傷つけた
「あっ...!」
「獲物が怯えてるのを見るのは気持ちが良いね
捕まえたよ!」
「こん...な...」
するとそこにバンダナの大男がリサ達に剣を持ち近づいていった
リサと生徒会長はそれに気付く
「まさか...!?」
「ふーんもう一人居たんだ?
獲物を横取りする気?
へぇ...
そうはいかないよ!」
生徒会長は弱るリサに
止めを刺そうとチェーンソーを振り落とした
笑顔の中
切られ
血が飛び散る
リサをかばった大男の血しぶきが
あたりに飛び散っていく
「何」
生徒会長は予期せぬ事態に体が止まってしまう
そして振り返ると血飛沫の影にリサに後ろを取られていた
「!?」
リサのカマは生徒会長を粉砕し
生徒会長の体は包帯のように分解されていく
傷をおい倒れこんだ大男はリサにこう言った
「...はぁ
このゲーム最大のチャンスを与えてしまったか」
リサはカマを持ったまま男に近づき
男の胸の上にそれを構えた
「念のために言うけど...
お前の命頂戴するよ」
「ルールには逆らえなかったか」
「一応忠告はしたよ」
「やるなら一瞬でやれ」
「...」
リサはカマを構えたまま
そのままピクリともしなかった
「早く」
「...っ!」
リサはまだ止まったままだった
「...どうした?」
「出来ない...私には...こんな...」
ポロポロと涙が落ちる
「...」
「...」
リサは自分を庇って
怪我をした無残な男を見つめる
「...最悪だ...よ...」
リサは大男の傷を
貰ったバンダナで止血した
----後日
三日目
大男とリサは
街の広場に居た
大男は包帯を体中に巻いている
リサは看病していた
「あと4日かぁ
いつまで続くんだろうこのゲーム..
」
「その間どう過ごすんだ?」
「うーん...人助け?」
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