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リサは二日前起きた出来事を思い出していた
..神は突然現れ悪戯に参加者同士を殺し合うゲームを開催した
参加者にはクモのペンダントが与えられ七人殺せば叶えたい願いが叶う....
...という出来事を
リサが今に至るのはその時の出来事からだった。
参加者であるリサは願いを叶えるために7日の間参加者を七人殺すため
今日も街中を放浪していた
「あ」
するとリサは広場の真ん中に堂々と眠る大男を見つけた。
大男はバンダナをしており胸にはクモのペンダントを明らかに身に付けている
「あいつ明らかに参加者...
あんな目立つ所で休んでるなんて
間抜けすぎる...」
リサは予想もしない出来事に動揺はしたが
背後に忍び込び、
指を指し大声で男に叫んだ
「休憩中で悪いけどお前の命頂戴するよ!」
その言葉を聞いても男はまだ眠ったままだった
「一応忠告はした
寝てる所で本当申し訳ないけど
私も参加者なんだ...」
目をつむっていた男はリサに不意打ちをかけられ目が覚める
だがその一瞬の気付きで、
男は自身の剣となったペンダントを手に取り
リサのカマに相殺を加えた
「何!?」
男は剣を振り上げると
衝撃でリサのカマは吹き飛ぶ
「きゃあッ」
飛ばされたリサは床に倒れんでいた所
男は剣を持ちリサに近づき
上からリサを見下ろした
「負けた...まだ二日目なのに....一人しか殺してないのに...!」
リサは涙ながらに言った
バンダナをした大男はリサの表情を眺めていた
「なんだよ...!早く殺してよ!」
男は手を差し伸べた
「大丈夫か?」
「は!?」
男はリサを手で持ち起き上がらせるとリサを心配そうに体周りを見た
「足擦りむいてるな...ハンカチしかないけどこれでいいな?」
男はリサの膝にハンカチを当てテープで止めた
「何で赤の他人にこんな事されなきゃいけない訳?
お前頭可笑しいんじゃないの?」
「悪いな急だったから手加減出来なくて」
「参加者を殺す機会を逃して馬鹿じゃないのって言ってるの」
「...殺すなんて人同士で出来るのか?」
「え!?それがルール...でしょ?」
「人が死んだら...俺は悲しい」
「赤の他人でしょ」
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