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「ここが、どこだか分からないんですか?」
また、背後から声がする。
先ほどは意識を取り戻してすぐだったので、その声は担任教師のものかと思ったが…今は分かる。
「あなたは…誰ですか?」
知った人の声ではない。
「僕ですか?僕は…」
背後に居るであろう人物が答えようとした時
「沖田!」
また、さらに背後から声がした。
「あ、斉藤さん」
(何…なんなの……?)
後ろを振り向けずにいる涼花は、背後で何が起きているのか分からなかった。気にはなるが、それより頭が混乱しており、動けないのだ。
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