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心の声が口から出た涼花は、自分の言葉に衝撃を受けた。
「…待ってよ……え?なんなの…?」
私はただ、忘れ物を取りに行って
待たせてる理恵ちゃんのとこへ急いだだけ…
「それで…階段から落ちて…」
「おい、貴様何をブツブツと言っている」
「……え…?」
背後からしていた声は先ほどより近くなり、
更に今、涼花の頬には冷たい何かが当たっている。
「…な…に…これ…」
頬に触れるものが何か確かめるため、
視線だけを横に動かした。
(…刀……?)
ーーーもうダメだ…
涼花の混乱はとけるどころか増してしまい、また意識を手放した。
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