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「とりあえずこいつの目が覚めたんだ。
近藤さんの部屋に連れてくぞ」
「あ、そうですね。ここで土方さんと
話してても、この人が怖がるだけだ。
近藤さんの方がいい」
「お前なぁ…まぁいい。
おい、女。立てるか」
涼花は震えが止まらず、返事すら出来ずに居た。
すると「言う事を聞かないなら斬るぞ」と、恐ろしい程低い声が耳に届く。
「土方さん、あなたはもう…
余計に怖がらせてどうするんですか」
大丈夫ですか?と尋ねたあと、涼花に肩を貸し立たせた。
「すいません、一度ここの局長の処へ行きます。大丈夫です、この鬼みたいな人とは違って、優しいですから」
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