第一章

5/13
127人が本棚に入れています
本棚に追加
/745ページ
――――――――― ――――― 「はぁ…理恵ちゃんってば、先生にあんな事言ってさぁ」 「あはは、ごめんごめん」 昼休み、二人で教室のベランダに座り込み、今朝の話をしていた。 「しっかし、涼花はあの先生のどこがいいんだか」 「あーのーねぇ!何度も言うけど、好きじゃないからね!」 「はぁ、女子高生という輝かしい時間を 先生に捧げちゃってるわけね」 大げさな溜息とともに「もったいなーい」と理恵は言った。 そんな理恵を見て「違うって言ってるのに…」と頬を膨らませる。
/745ページ

最初のコメントを投稿しよう!