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「…私はね、涼花。あんたが先生の事好きだったら応援したい」
「え…急に真面目な顔してどうしたの…?」
「涼花が恋をしてくれたら、嬉しいなって」
「…理恵ちゃん……」
涼花は今、高校三年生で一人暮らしをしている。
母は幼いころに病死した。その後は父と二人で暮らしていたが、しばらくして父は再婚。
新しい母親は、涼花に優しかった。父も、今までと変わらず、涼花に愛情を注いでいた。
だが、涼花は複雑だったのだ。
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