第一章

9/13
前へ
/745ページ
次へ
そして、涼花自身はそこまで深くは悩んでいなかったが、年頃なのに好きな人もできなかった。 あれほど愛していた母の死後、新たに愛する人を見つけた父を見て 『好きってなんだろう?』 という、単純な疑問がうまれた。 特に異性が苦手というわけではなかったのだが… 『好きって、よくわかんない』 と、よく理恵に話していた。
/745ページ

最初のコメントを投稿しよう!

127人が本棚に入れています
本棚に追加