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お礼を言って欲しいわけでもないが、しばらくバイトに明け暮れるからたまには奢ろうと思った純粋な気持ちを誉めて欲しかった俺は少し拗ねた。
｢別にお礼なんて言ってほしくないわ。 ただの気まぐれよ｣
ピロロンと携帯がなり見てみると知らない人からのものだった。
vvands is irreplaceable
からはじまるメールアドレス、純のアドレスではないとすぐにわかるが、とりあえずメールを開いた
｢飯サンキュー(゜ロ゜)、私はあんたのアドレス純から聞いてたんだよ！！これで、私のアドレスわかったんならさっさと登録しやがれ?(ノ゜ο゜)ノ｣
携帯を閉じて、優歌の顔をみた。
｢いや、携帯しまわずに今すぐ登録しろよ｣
にかっと笑う優歌の顔に俺は少し恥ずかしくなった。
｢ああ、後でちゃんとやっておくよ?暫く、皆バイトで忙しくて会えないだろうからメールするわ｣
恥ずかしさをばれないように少し足早に歩く
｢おお、毎日メールよこしていいんだぞ。朝のおはようから夜のおやすみまでな｣
前を歩いていと俺にふざけて勢いよく抱きついてきた。
｢バカやろう。俺はそんなまめな男じゃないわ｣
後ろに抱きついている優歌を引き剥がし、じゃあまたなと軽く手を振って挨拶して帰った。
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