3/34
前へ
/62ページ
次へ
「おはよー、皆中で待ってるよー。」 八神さんに招かれ中に入ると、玄関に並ぶ4つの靴 そりゃあ広いし、一緒に居た方が便利だけど相当男臭い住居だよね 御頭、女好きの癖にこの生活によく耐えれてるなぁ… 「蛍さん!…と宮崎さん。」 ぱっと輝いたと思ったらすぐに表情を戻した真人君 一佐は困ったように頭を掻いた 同じハッカーなのに何だか一佐は真人君に好かれていなかった …僕には懐いてくれてるみたいだけど 「真人君、今日も宜しくね。」 「はい!」 年齢が一個下の後輩は素直で可愛い 隣の一佐は羨ましそうに僕を見た 「ようやくお出ましか。」 「あ、御頭、稜さんはどこです?」 「おい、俺への挨拶はどうした。」 絡んでくる御頭を無視して部屋を見回すと、奥の部屋から稜さんが出てきた 「お、揃ったか。じゃあぼちぼち始めるぞ。」 僕たちは頷いた
/62ページ

最初のコメントを投稿しよう!

970人が本棚に入れています
本棚に追加