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「真人はいつもの作業を頼む、何か他に動きがあれば連絡すること。」
「はい。」
真人君は返事をすると立ち上がり、奥の部屋に消えて行った
彼は基本、本拠地からは動かない
銃の扱いも知らないクラッカー専門である
「司と一佐は次に襲撃する予定のグループの偵察、監視を頼む。
間違っても勘付かれて逃げられないように。」
「はーい。」
「…はい。」
比較的楽な仕事に喜んでいる様子の八神さんとは逆に落ち込んだ一佐
普通、危険な仕事の任から免れたら喜ぶだろうに何を思っているんだか
「前線は俺と頭と蛍で出る。」
「はい。」
「ういーっす。」
「じゃあ各自準備してくれ。」
それぞれ準備に取り掛かった皆、僕も早速武器の手入れをしようと立ち上がるとその前に一佐が立ちはだかった
「何?」
「…俺も付いて行きたい。」
「戦闘狂にでもなったの?現場は危険だから一佐なんてすぐに」
「というより俺が代わりに行きたい。…蛍に危険な所行かせたくない。」
不意打ちされて微かに頬が熱くなった
「…恥ずかしいヤツ。」
そんな僕を見てにやけた一佐の額を軽く小突いた
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