26人が本棚に入れています
本棚に追加
/374ページ
インターネットがなくなった時代。
それはやむを得ず、実行された。
一つだけの理由ではなく、いくつかの事柄が重なり、この結果に至った。
電気の需要度は日を追うごと年を追うごとに増していった。
コンピューターは情報を記憶、保管した。
古い情報は捨てなければいけない。
次から次に新しいものを読み込まなければならないからだ。
しかし、人間は捨てることが不得手。
一つの情報の現在、将来における必要性を正確に読み取れる人間なんて、ごくわずかである。
だからこそ情報は無駄に蓄積していく。
その中の本当に必要な情報も埋もれてしまう。
人間は情報の取捨選択の必要性に気付いているが、出来ないのである。
最初のコメントを投稿しよう!