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「もし一億円あったらどうする?」
大学の近くのカフェで、アタシは親友のマリナと他愛もない世間話をしていた。
「一億円?」
「そう。ほらよく話すじゃない?もし〇〇だったら~って話し!」
「あぁ、宝くじとか?」
「そうそう。」
カフェオレの入ったカップを持ち上げて、ふぅふぅと冷ましながら、アタシは続けた。
「アタシだったら、世界一周旅行に行きたいなー!もちろん好きな人と!」
すると、ミルクティーのカップに手をかけて、クルクルとスプーンを回しながらマリナが言った。
「リカ、好きな人いるの?」
「ブッ!!」
カフェオレのクリームが少し飛んだ。
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