第1章

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あれ?と思いながらメールを開く。 『パーティー来週だったって。マリナを送ったらいつものところでまっててね❤』 嘘! 今日は絶対に会えないと思ってたのに。 アタシはソワソワしながら返信した。 『うれしい!待ってるね❤』 神様は不公平だ。 マリナはあんなに持っているのに、アタシは何も持ってない。 だから、マリナのもってるものをほんのチョット貰う。 ほんのチョット。ほんのチョットだから。 それくらい、いいよね? だって欲しくて堪らないんだから。 スマホをカバンに仕舞い、アタシは早足でいつもの待ち合わせ場所へ向かった。
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