始まりの始まり

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どうしようか、今は広間にいるけど。 私が考えに耽っている間、目の前で皆が審神者の……えと、こ……こ……そう!コサメさん!の悪口を言ってる 加州「主はやっぱりあんなのよりも紅葉の方がいいよ!紅葉がこんな風になったのって、あの人のせいだよ!」 ごめんなさい、止めて下さい こいつは気持ち悪いぶりっこだから 自分が政府の重鎮の娘だからって図に乗ってレアの揃ってる本丸乗っ取ろうと猫を4重以上被ってるくそったれ野郎だから、 それに、あんなの呼ばわりはいけないと思うよ…!私が言えることじゃないけど! 和泉「ああ!なんてったって、紅葉の方が優しいし、手入れも上手いしな!審神者が見習いに負けるようじゃ安心して命預けてらんねぇ!」 違う。それは私じゃない 彼女がしたのを、皆が寝てるからってこれ幸いと自分の手柄にしたんだ その後自分の部屋に帰ってきてから気持ち悪くずっとにやにやしてた記憶がある 乱「じゃあ、今からあの人呼んできて、主から降りてもらおうよ!」 駄目だ…… あの天使のような可愛らしいコサメさんをやめさようなんて馬鹿の所行……それもこんなクズのような人間の為に…!今までゴミとしか思ってなかった人が言えたことじゃないのはわかってるけど! 一期「そうですね。では……紅葉「ちょっと待った!!」……どうしましたか……?」 音を立てて立ち上がる。 そこにいた全員の視線を一気に集める。 視線集めといて何だけど、ごめんなさい、こっち見ないで下さいその綺麗な顔で。 イケメンに耐性のなかった私にそんなに視線をぶつけないで下さい。 さっきまでは優越感に浸ってただけだけど、今はもう無理です。
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