253人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
「ウウ……」
腰を高く持ち上げ
尾てい骨を弄って
どんどん熱くなってゆく身体を
しばし指先で堪能した。
「ニャアだよ、ニャア……ほら、トキが見てる」
「ああ……イヤ」
すっかり涙目のご主人様は
チラリ横目に飼い猫を見て激しく頭を振ったが。
「また尻を叩かれたいか?」
「いいえ……っ」
「それじゃ鳴け」
ぎこちなくシーツを這う指先。
「ニャ……ニャア」
経験を積めばそう
和樹みたいにもっと柔らかくなるだろう。
最初のコメントを投稿しよう!