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「コツン」..い...たぁあああい!!
皆が一斉にこちらを振り向く
「せんせ~い、柏野!君に消しゴム当てられたんですけどぉー!」
柏木だわ!似てるからって間違えんな!あと先生!それはあいつが...
本当か、倉野!?おい!柏木、お前今日という今日は許さんぞ!
ハッ?wwちょっおかしいでしょ!?
(プッ!あいつまた怒られてやんのww)(柏木君とか絶対倉野さんの事好きだよねーw)ヒソヒソ
チッ!あいつなんていつも俺にちょっかい出してきてるじゃないすか!?
黙れ!言い訳ばかりしおって、それに...
そこで、にやりと笑い
ちょっかいをいつも出しているのは、お前じゃないのか?柏木。(ニヤニヤ)
出た。
この口調で話すときは、いつも俺が悪くなる。そう、あれは去年の7月頃...
と、某アニメの主人公らしく回想を始めようとしたが先生に遮られた。
柏木く~ん話聞いてる~?人のはなし聞くときはしっかり目を見まちょうね~
イラッ
もう、いいや。柏木とりあえず放課後、職員室に来い。幼稚な柏木君にお勉強してあげなきゃいけないからな。
(アイツ、だっさww)(女の子にちょっかい出した挙げ句嫌われるとか最悪だろ。)(シー!聞こえる!聞こえる!ww)
うっせーよ!あんなブスに誰が好んでちょっかいだすかっての。あれは、横にいた友達が投げたものだったんだ。
あの、時確かに先生と倉野はこっちを見ていた。
なのに、倉野の奴嘘ついて俺が犯人だとか言いやがった!
まぁ、確かに俺は学校の備品を壊したり、プールの時間サボって女子更衣室に忍び込んだりして先生達には、目の敵にされていた。とはいえ、今回の件についてはどうしても納得がいかない。いくわけがない。
俺が、先生に対して反論しようと口を開いた、その時チャイムが鳴った。
チッ!
今日の授業はここまで!皆、しっかり復習しとけよ。
それでは、これから帰りの...そのあとの事はあまりにムカついていたんで、よく覚えていない。
確か、散々先生に文句を言われたあと授業妨害をした罰として、掃除と反省文を書いてくるよう言われたんだっけ。
とりあえず、適当にやって終わらすか。
そう、心に決め濡れた雑巾を絞る。
正直、世界は理不尽だと思う。
倉野は、成績優秀、容姿端麗、ついでにスポーツ万能と来てやがる。
それに、比べて俺は、いや、もはや比べるまでもない。
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