第1章

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「コツン」..い...たぁあああい!! 皆が一斉にこちらを振り向く 「せんせ~い、柏野!君に消しゴム当てられたんですけどぉー!」 柏木だわ!似てるからって間違えんな!あと先生!それはあいつが... 本当か、倉野!?おい!柏木、お前今日という今日は許さんぞ! ハッ?wwちょっおかしいでしょ!? (プッ!あいつまた怒られてやんのww)(柏木君とか絶対倉野さんの事好きだよねーw)ヒソヒソ チッ!あいつなんていつも俺にちょっかい出してきてるじゃないすか!? 黙れ!言い訳ばかりしおって、それに... そこで、にやりと笑い ちょっかいをいつも出しているのは、お前じゃないのか?柏木。(ニヤニヤ) 出た。 この口調で話すときは、いつも俺が悪くなる。そう、あれは去年の7月頃... と、某アニメの主人公らしく回想を始めようとしたが先生に遮られた。 柏木く~ん話聞いてる~?人のはなし聞くときはしっかり目を見まちょうね~ イラッ もう、いいや。柏木とりあえず放課後、職員室に来い。幼稚な柏木君にお勉強してあげなきゃいけないからな。 (アイツ、だっさww)(女の子にちょっかい出した挙げ句嫌われるとか最悪だろ。)(シー!聞こえる!聞こえる!ww) うっせーよ!あんなブスに誰が好んでちょっかいだすかっての。あれは、横にいた友達が投げたものだったんだ。 あの、時確かに先生と倉野はこっちを見ていた。 なのに、倉野の奴嘘ついて俺が犯人だとか言いやがった! まぁ、確かに俺は学校の備品を壊したり、プールの時間サボって女子更衣室に忍び込んだりして先生達には、目の敵にされていた。とはいえ、今回の件についてはどうしても納得がいかない。いくわけがない。 俺が、先生に対して反論しようと口を開いた、その時チャイムが鳴った。 チッ! 今日の授業はここまで!皆、しっかり復習しとけよ。 それでは、これから帰りの...そのあとの事はあまりにムカついていたんで、よく覚えていない。 確か、散々先生に文句を言われたあと授業妨害をした罰として、掃除と反省文を書いてくるよう言われたんだっけ。 とりあえず、適当にやって終わらすか。 そう、心に決め濡れた雑巾を絞る。 正直、世界は理不尽だと思う。 倉野は、成績優秀、容姿端麗、ついでにスポーツ万能と来てやがる。 それに、比べて俺は、いや、もはや比べるまでもない。
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